高度異形成で手術したときの記録④~入院準備編~
年が明けて1月2週目に入り病院に手術前の検査を受けに行く。
この日は婦人科の外来ではなかったのでわりと気が楽だった。
身体測定、採血、検尿、胸部レントゲン、心電図。
看護師さんから入院、手術に必要な書類と物の説明を受ける。
購入が必要なのはオサンパットとT字帯くらいだろうか。
どちらも病院の売店で売っているので、前もって買っておく必要はなさそうだ。
書類は、入院申込書、入院保証書、限度額適用認定証、など。
そうそう、大きな総合病院にありがちだが、看護師さんも先生も
くるくると人が変わるし、みんな動きが早くて全然顔と名前が覚えられない。
多分相手もそうなのだろう。現代社会はみな忙しいのだ。
病院の掲示板によると、この日の患者数は2000人を超えているらしい。すごい。
検査の結果、特に問題は無かったようで次回の予約を取り検査終了。
掛かった金額は3890円
さらに2週間ほど経ってから術前の最終説明を受けに行く。
前もっていろんな同意書に署名をするのだ。
この日は麻酔科と産婦人科。
麻酔は脊髄くも膜下麻酔、下半身麻酔と呼ばれているものだろうか。
全身麻酔は経験があるが半身は初めてだ。
初めてなので怖いと思っていたら詳しい説明をうけてさらに怖くなった。
次に産婦人科。手術の説明は前回うけていたのとほぼ変わらないが、
輸血の同意書とかもあり、受け取った説明文の紙は膨大である。
そしてこの頃、全国的に流行り病が猛威を振るい、
予定どおり手術ができるかわからないと言われてしまった。
いつ確定しますか?と尋ねたところ、予定の1週間前くらいでないとわからない。
といわれる。事情はわからなくもないが、ギリギリすぎないか??とも思う。
会社員としては予定が決まらないと少し困る。
もちろん自分の体は何より大事だが、働かないと病院代も支払えない。悩ましい。
検査も診察もなく説明を受けて同意するだけなので、仕事を午前休にしていたら
結局待ち時間が長すぎてあやうく午後の始業に間に合わないところだった。
この日の金額は220円。
次はいよいよ入院。